P FAIRY TAIL これが七炎竜の力だ(フェアリーテイル3)【パチンコ機種分析】

万発突破率は9.21%で、図柄揃い(1/399)に限定すると20.56%で他機種を圧倒しています。ラッキートリガー搭載機で比較した場合、2万発突破の頻度はオーバーロードと並んでトップクラスとなりました。

2000ゲーム・17回転/kでの勝率は44.42%で、ミドル機と比較すると平均的な値となりました。リゼロ鬼がかり(44.52%)やエヴァ16(44.35%)と近い値です。ラッキートリガー搭載機では、アリア(44.84%)に次ぐ値となりました。

2000ゲーム・17回転/kでの投資中央値は47000円となり、ミドル機基準だと高めの値です。ラッキートリガー搭載機では、平均よりやや高めの値で、同じく399スペックのアリア(45000円)よりも高くなっています。

2機種目となる、実質399のMAXスペックでのラッキートリガー搭載機での登場となりました。
399の75%で突入する下位RUSHは65%継続で、振り分けの40%の3000+αが引ければラッキートリガー突入となり、以降は77%継続となります。初当たりこそ重いですが、RUSH後は突入もそれほど厳しく見えないところも評価ポイント。
ラッキートリガーの中では77%継続はやや控えめですが、同じく77%継続のリゼロ2と比較すると、小出玉(300発)がなくALL1500以上、3000振り分けが25%⇒40%かつ、上乗せループも25%⇒40%となっており、スペックとしては段違いに強いです。
3000+α時は6000発以上が約16%(リゼロ2は6%)、10500発以上も約1%(リゼロ2は約0.1%)ということで、これらを体験できるとラッキートリガーの強みをより感じられそうです。
継続率の低さ、399、転落式といった敬遠されそうなポイントを差し引いてスペック評価は3.5としましたが、一度爆発するとまた打ちたくなるスペックになっていると感じます。
少し気になる点としては、右打ちは普図ではなさそうなので、3000発+αの大当り間は1/58.8を引くまで次の大当りが発生しないと考えています。高速消化であっても、長いと大当り間が1分程度かかりそうで、そこが打感にどう影響してくるか。

藤商事から2機種目の登場となるラッキートリガー搭載機。前作「P FAIRY TAIL2」は小当りリミットを使用した特殊STを搭載しており、システムは不評かなと思っていましたが、今作は割とオーソドックスな大出玉特化の台となっています。
原作の認知度高めのアニメ版権ということもあり、また派手な出玉が出やすい、継続率よりも出玉に特化したタイプと言えそうです。台数もそこそこ出ることやスペックの高さから、ラッキートリガーとしては人気台になることが期待でき、4.0評価としました。
同日の牙狼やマクロスと合わせ、複数台導入される店舗でぜひ打ちたい１台と言えるのではないでしょうか。