パチンコを長時間打っていると、ヘソに入りやすかったり、入りにくかったり、回ったり回らなかったりすることは、よくあると思います。
最初は回ったのにだんだん回らなくなったり、大当たりの後で急に回転率が悪くなったり、回転率にはムラがあります。
もし、あなたの友人が、「1000円使って10回転だったから、あの店はぶっこ抜きだ」と言っていたら、どうでしょう。
その場では肯定するかもしれませんが、「ムラ」を経験しているあなたからすれば、「判断が早すぎやしないか...?」と思うのではないでしょうか。
このコラムでは、1000円あたり回転数、いわゆる回転率のムラについて、検証していきます。
こちらはシミュレーションによる考察となりますので、前提条件をいくつか設定します。
上記の前提条件から、計算し、15回/250玉のときの値が出ました。
回転率 | ヘソ回数 | 一般入賞数 |
---|---|---|
15 | 15/k | 9.5/k |
これで、312.5玉使って62.5玉返ってくるのでベースが20という計算になります。
便宜上、先にヘソの抽選をして、ヘソに入らなかったときに一般入賞口の抽選をするとすれば、確率はこんな感じです。
回転率 | ヘソ入賞確率 | 一般入賞数 |
---|---|---|
15 | 1/20.833(式:312.5÷15) | 1/31.316(式:(312.5-15)÷9.5) |
上記で1億円分シミュレーションしてみたところ、1499265回転になりました。問題なさそうです。
上記のシミュレーションを、1000円×10000回実行してみたところ、こんな感じになりました。
回転数 | 出現数 |
---|---|
10回以下 | 1345 |
11~13回 | 2410 |
14~16回 | 2856 |
17~19回 | 2077 |
20回以上 | 1312 |
シミュレーションの結果、最小は2回、最大は33回となりました。
ボリュームゾーンは14~16回ですが、全体の28%となり、「この台はこれくらい回るな」という判断をするにはあまりに心もとない結果になりました。
先ほど例に挙げた「10回以下」も13%ほどありますので、7~8台に1台くらいは、これくらいになってしまいそうです。
逆に、よっぽど次の1000円を入れてしまいそうな「20回以上」も13%存在しています。
結果を総合すると「ボーダーと2回以上ずれる確率」が71%、「ボーダーと5回以上ずれる確率」が27%ほど存在するという結果になりました。
全結果は下記に記載しました。
回転数 | 出現数 |
---|---|
0回 | 0 |
1回 | 0 |
2回 | 1 |
3回 | 3 |
4回 | 8 |
5回 | 31 |
6回 | 58 |
7回 | 123 |
8回 | 220 |
9回 | 375 |
10回 | 526 |
11回 | 678 |
12回 | 817 |
13回 | 915 |
14回 | 956 |
15回 | 964 |
16回 | 936 |
17回 | 792 |
18回 | 710 |
19回 | 575 |
20回 | 364 |
21回 | 302 |
22回 | 228 |
23回 | 176 |
24回 | 107 |
25回 | 60 |
26回 | 36 |
27回 | 18 |
28回 | 11 |
29回 | 2 |
30回 | 4 |
31回 | 3 |
32回 | 0 |
33回 | 1 |
1000円で駄目なら、10000円ではどうでしょう。
上記のシミュレーションを、10000円×10000回実行してみたところ、こんな感じになりました。
回転数 | 出現数 |
---|---|
100回以下 | 0 |
101~140回 | 2379 |
141~160回 | 5705 |
161~200回 | 1958 |
201回以上 | 1 |
シミュレーションの結果、最小は108回、最大は206回となりました。
こちらは、±1の141~160回転の範囲に57%が収まっていますが、それでも2台に1台は±1をはみ出る計算となります。
131~170回転であれば8810となり±2の範囲で88%が収まりますので、「全然回らない」「普通」「めっちゃ回る」の判断にはそれなりに使えそう。
しかし、「14後半」とか「15.3」といった小数点以下の回転率を出すには、足りているとはいえなさそうです。
全結果は下記に記載しました。
回転数 | 出現数 |
---|---|
~110回 | 6 |
~120回 | 51 |
~130回 | 485 |
~140回 | 1585 |
~150回 | 2878 |
~160回 | 2827 |
~170回 | 1535 |
~180回 | 518 |
~190回 | 92 |
~200回 | 22 |
~210回 | 1 |
10万円、つまり1500回転分見た場合はどれくらいの精度になるのでしょうか。
上記のシミュレーションを、100000円×10000回実行してみたところ、こんな感じになりました。
回転数 | 出現数 |
---|---|
1400回以下 | 59 |
1401~1450回 | 1018 |
1451~1480回 | 2092 |
1481~1520回 | 3694 |
1421~1550回 | 2012 |
1551~1600回 | 1043 |
1601回以上 | 82 |
シミュレーションの結果、最小は1343回、最大は1668回となりました。
1401~1600の間に98.6%が収まったので、1日打った場合は±1以上のズレは考えなくてよさそうです。
しかし、±0.5以上の差が22%、±0.2以上の差が63%生じることから、小数点以下の「15.〇」の部分については考慮することはできないという結論になりました。
実際の回転数から算出した1000円あたりの回転率と、本来の台の回転率について
という結果がわかりました。したがって、
という結果になりました。
こちらを自分の台の良し悪しの見定めにぜひ使ってみてください!
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