スペック・ボーダー・出玉分布・勝率については下記をご覧ください!
導入まで1か月を切ったeリゼロ2ですが、その仕組みが複雑とのことで解説します。
前作は特電作動口という他にない仕組みを使いRUSH中の3000発を実現したリゼロ鬼がかりですが、今作はどのようになっているのでしょうか。
なお、本記事はSNS等での噂の情報をまとめたものです。スペックとの整合性は取れていることから一定の信憑性はあると考え記事としておりますが、情報の正確性は不十分となっていることをご了承ください。情報が更新され次第追記いたします。
こちら盤面ですが、一見すると前作鬼がかりと似ています。一般的な台とは違い、右スタート(特図2)ではないところに電チューがついていますね。
しかし、今作はこの電チューを開く抽選は、画像の「左スタート」つまりヘソで行っているとのことです。そして、特図1の抽選は電チューの中の入賞口で行っています。
まとめてみると次のようになります。
eリゼロ2 | 鬼がかり | 一般的な台 | |
ヘソの抽選 | 普図抽選 | 特図1での抽選 | 特図1での抽選 |
電チュー開放 | 通常時当選時 | 3000発後半とRUSH中1500発 | RUSH消化中 |
電チューの中 | 特図1抽選 | 特電作動口 | 特図2抽選 |
電チュー目的 | 当選させるため | 1500発出すため | 特図2を抽選するため |
まるで普通の台のルールと違います。業界人が考えたとは思えません。天啓でもあったのでしょうか。(褒め言葉です)
eリゼロ2は通常時が普図抽選となり、普図に当選すると電チューが開き、そこに玉を入れることで特図1の抽選を受けることができるようになります。
電チューは恐らく1/1で当選するでしょう。これだと大当たり確率を349にする必要もないので、特図2抽選に合わせて大当たり確率が1/99.9、残りが小当り経由での当たりとなっているのではないでしょうか。
特図1は全て1500発となっており、そのうちの55%で再度電チュー開放 = 1500発が得られることで3000発+RUSHとなります。残りの45%は通常に戻ります。
初当たり以外の電チュー開放は、通常普図抽選を行っている「普図作動口(eリゼロ2ではヘソもこれにあたる)」や「普図作動ゲート」では開きません。
これはなぜかというと、普図抽選は1つの電チューに対して1種類しか持つことができないためです。特図1と特図2のように2つ持つことができないのです。
もしeリゼロ2で右にも普図の作動口や作動ゲートがあった場合、これはヘソと同じ抽選をします。つまり、1/349で電チューをロング開放させなければいけません。
こうなると、「警告音を無視して右打ちし続ければ玉をほぼ減らさずに当てる」ことができることになり攻略法となってしまいます。
リゼロの特図2も同じですが、普図の場合は「ヘソと同じ」なので、変動時間を長くしたりすることもできません。(ヘソの保留と同じように消化されます)
そこで、eリゼロ2では「普電作動ゲート」を使用しています。これは鬼がかりの特電作動口の電サポ版で、通過すると(抽選は特に行わず)電チューを開くものになります。
しかし、通常時やRUSH中にはこの開放は超ショート開放となり、電チューに玉を入れることはできないようになっています。
こういった仕組みで、通常時は1/349で、それ以外は特定の大当り後のみ開く電チューを実現しているようです。
右打ちのRUSH中は、鬼がかりと同様、丸のみポケットとなっている特図2始動口で抽選を行います。
前作は1500発は突然時短による電サポ→特電作動口でのアタッカー開放→V入賞という流れで取得していましたが、今作は仕組み上特図2での大当り、または特図2での小当りからのV入賞による大当りになっていると思われます。
3000発の振り分けを引けた場合、2回目の10Rは特図1での当選となります。ここでは25%で10Rの上乗せとなりますが、この10Rも特図1です。
したがって、特図1の振り分けはこのようになっていると考えられます。
通常時(1回目) | その他 | |
1500発+特図1へ(+1500発) | 55% | 25% |
1500発+特図2へ(RUSH) | - | 75% |
1500発+通常時へ | 45% | - |
なぜこのような仕組みを使っているのかということですが、これは、上乗せを実現するためだと考えられます。
鬼がかりの仕組みで言われていたのが、「特電作動口は振り分けを持てない」ということです。
よくある1種2種混合機の小当りでは、小当り時のV開放パターンを変えることでラウンド数などを変化させる、つまり特図の抽選結果によって様々な小当りを実現することが可能ですが、特電作動口はそれができないようです。
そのため、「25%で上乗せ、75%へRUSHへ戻る」といった、大当り後の挙動を振り分けることができないのだと思われます。
普図抽選でこのスペックを実現することは難しいです。これは、特図2に300発の振り分けがあるためです。
北斗暴凶星、e慶次裂、P百花繚乱など、1500発の上乗せがある台は右打ちが(出玉があれば)ALL10R1500発となっており、「次回大当りを確定させること = 1500発の上乗せ」と言えますが、eリゼロ2の場合は次回当選した場合でも1500発が確定しません。
普図抽選+αの仕組みを使うなどすればできるかもしれませんが、一般的な普図抽選と同じように実現することは不可能です。
普図抽選による上乗せと異なる点として、このスペックでは「保留入賞時点で振り分けが確定」します。
鬼がかりでもあったような3000図柄で煽ったり、3000発確定の演出を入れることができます。もちろん偶数図柄で当たって300に0がつくあの演出も搭載できます。
普図では、電チューに玉を入れるまで振り分けが(そもそも当たっているかどうかも)確定しないため、RUSH中に7揃いをできないなどのデメリットがありました。
デメリットはメリットの逆で、通常時は大当りして電チューに玉を入れるまで、RUSH突入か非突入かが確定しません。
鬼がかりであった白鯨攻略戦や、3000発が確定するプレミアなどは搭載できないものと考えられます。
個人的には、当たった後にRUSH当否を決めるのは自力感があって面白そうだとは思っていますが、演出として幅が狭まってしまうのは少し寂しいですね。
あとは、普図当選後に右打ちして特図1に入れなかった場合大当りは消滅します。特電作動口もパンクしてしまった方はいたようですが、気にせず打っていればいつ電チューが開いたかも分からないくらいスマートに即連を実現できていたので、液晶の指示に従っていれば、それほど困ることはないと思います。
前作では右打ちの当たりの約7割はc時短となっていたため、RUSHの残保留や通常時の右打ちで特図2に入れた場合の当選率は1/319でした。
しかし、このスペックを実現した場合、右打ち中の大当りをc時短にする方法が思いつきません。1500発を特図1で消化することも、(特図1は既に通常時とRUSH中で2種類の振り分けを持っているため)できないと思います。
したがって、残保留や通常時の右打ちの特図2保留は1/99.9になるのではないかと考えています。時短中ではないので3000発やRUSHにはならないでしょうが、それでも75%で1500発が手に入ってしまいそうということで、ボーダーの底上げとして使われることになるかもしれません。
特図2の消化時間にもよりますが、これができてしまい店が厳しくなって釘が閉まってしまうなどがあるならデメリットにもなるかもしれません。
以上、eリゼロ2の噂仕様と、なぜこのような仕様にするのかについて解説しました。
「上乗せしたいけど特電作動口だとできねえなあ、1500発出て振り分け付けられるようにできねえかなあ」
↓
「あ、特図1がALL1500発じゃん、でもこれだと1/349で即連にはできねえんだよなあ」
↓
「特図1を1/1にしちゃえばいいか、ってヘソが1/1じゃめちゃくちゃな台になるわwww」
↓
「あ、ヘソは普図にすればいいじゃん」
どんな風に決まったのかは分かりませんが、本当なら斬新すぎる仕様です。ですが、鬼がかりをほぼ完全に再現するという意味では練りに練った渾身の仕様と言えるのかもしれません。
スペックの分析情報でもかなりいい数値が出ており、導入が今から楽しみですね。
また最新情報がありましたら追記します。
勝率・投資目安などを鬼がかりと比較した記事です。
【新台】スマパチリゼロ2 vs リゼロ鬼がかり
ラッキートリガー7機種登場、出玉/突入率で比較 【まとめ】ラッキートリガー おすすめランキング |
今打つべき甘デジを、新台/人気台18機種から分析 【まとめ】おすすめ甘デジランキング 2023秋 |
「いくら打てば回転数は分かるんだ」という人へ 【分析】1000円でボーダーを把握できるのか |
やっとスマパチがメインを張れる!? 【新台】スマパチリゼロ2 vs リゼロ鬼がかり |